北海道でオンリーワン!うずらの卵を使った濃厚プリン!!北海道内唯一のうずら農園の苦悩とスイーツ開発秘話とは!?

みなさんはプリン、好きですか?

私は、ちょっとスイーツ食べたいけど、何にしようかな~と迷っているときに、よく選んでしまいます。安定のおいしさがありますよね笑

プリンで使う卵といえば、ニワトリ・・・が一般的ですが、使う卵は何もニワトリだけではありません。

北海道で唯一うずらの卵を使ったプリンがあるのをご存じでしょうか。

卵といえばニワトリ、その固定概念を変えてみせます。

北海道でオンリーワン!うずらの卵を使った濃厚プリン!そもそも”うずら”とは??

名前を聞いたことはあるけれど、あまり知らない・・・うずらとは何なのか、改めて見ていきましょう。

うずらの基本情報

うずらはキジ科に属する鳥類で、名前の由来は草地などでうずくまって身を隠す事から「うずら」と名前がついたとされています。

成鳥でもひヒヨコみたいなかわいいシルエットですが、実はこれでも渡り鳥とされていますが、長距離は飛べないようです。

卵の大きさはニワトリの約4~5分の1で、値段はニワトリの約8割くらいです。

また、うずらの卵にはニワトリと違いまだら模様がついています。

これは、草むらなどに産み落としたあとのカモフラージュのためと言われています。

模様には個体差のあるようですが、なんと驚いたことに、母うずらは自分がどんな模様なのか知っていて、天敵に見つかりづらい場所で卵を産むそう。本能ってすごい。

またサイズも20cmとさほど大きくなくペットとして飼育している方もいらっしゃいます。

ですが声のボリュームは体の割に大きめとの事で、近隣に配慮が必要な場合も。

ちなみにその昔、鳴き声は”ゴキッチョー(ご吉兆)”と聞こえるという事から、室町から戦国時代にかけて、多くの武将に飼われていたという事です。

うずらの栄養(ニワトリ比較)

栄養面ですが、100gを基準にニワトリの卵と比べてみましょう。

【うずら】

【ニワトリ】

比べてみると、炭水化物は同じですが、カロリー、タンパク質、脂質がうずらの方が高いです。

卵(ニワトリ)は1日2個程度と言われていますが、栄養面から考えると、うずらの卵は5個程度にしておいた方が良さそうです。

またアレルギーですが、ニワトリの卵(鶏卵)同様、注意した方がよさそうです。

ニワトリよりかは若干反応しにくいという報告もあるようですが、アレルギーは命に関わる内容ですので、かかりつけのお医者さんにご相談される事がいいかと思います。

北海道でオンリーワン!うずら農園は室蘭にあった!?

さて、うずらの事をおさらいできたところで、うずら農園のお話へ。

たまごやとり肉の専門紙「鶏鳴新聞」(2017年10月15日現在)によると、養鶉農家は当時で全国で32軒、ピーク時の昭和59年から見ると10%以下の軒数に落ち込んだようです。

衰退の理由としては主に3つあり、1つ目はコスト面。2つ目は輸入と鳥インフルエンザ、3つ目が業界の体質です。

うずら業界の衰退理由:高コストの産業構造

うずらはニワトリと比べてコストがかさむようです。

暖房費がかかるということもあるようですが、それに加えて飼料も頭を悩ませているのだとか。

どういう事かというと、うずらは体重の割合に対して卵のサイズが大きく、それだけエネルギーが必要だというのです。

これは一体どういうことでしょうか。

例えば、下記を見てください。

【ニワトリ】

体重:約2000g

卵重:約60g(Mサイズ)

飼料:CP約12%

【うずら】

体重:約150g

卵重:約10g

飼料:CP約20%

※CPとは飼料に含まれるタンパク質の含量。

まず注目するのは、卵重です。

ニワトリは2000gの体重に対して60gの卵重(卵の重さ)、割合としては体重の約3%が卵の重さ。

一方うずらは150gの体重に対して10gの卵重。割合は体重の約7%となりニワトリの2倍以上。

つまり「体の割に大きな卵を産んでいる」という事です。

この卵重の割合をニワトリで考えると、卵重が138g計算となり、もしこれを市販の卵のサイズ(SML)で例えると、LLサイズで76gなので・・・単純計算で12Lくらいになりますでしょうか笑

ちなみにサイズの算出には農林水産省で定める鶏卵規格取引要綱による規格を参考にしました。

それにしても、12Lなんて想像できない大きさですね。

そして、またCP%がニワトリの12%より多く20%。より高タンパクな飼料が必要なので、結果高コストになってしまう、という事なのです。

うずら業界の衰退理由:輸入品と鳥インフルエンザ

輸入と鳥インフルエンザ、一緒に書きましたが、輸入のうずら卵が鳥インフルエンザに感染していた訳ではありませんのであしからず。

昭和59年以降でうずらの卵の輸入品はだんだん増えてきて、国産に取って代わってきたという背景と、その後の平成21年に発生した鳥インフルエンザ感染で大打撃を受けます。

うずら業界の衰退理由:販売面における閉鎖的な業界体質

飼料価格、物流費の高騰、灯油価格の上昇など、高コストな畜種という事は前述のとおりです。

また、基本的に水煮などの加工メーカー大手やスーパーの各社など、うずら卵の買い手の意向が強い市場環境が長く続いているという現状があります。

そうなると必然的に価格の改定などの意見や声が反映されにくい環境といえます。

目指すはうずら業界日本一!室蘭うずら園

こういった業界のなか、ご紹介のうずら園は、生産から販売までを担う6次産業のモデルケースとなりうる会社です。

その農園さんの名前は「室蘭うずら園」さん。

※6次産業とは、1次産業である農林漁業が、食品加工(2次)・流通販売(3次)まで業務展開する業態のことで、この三段階の掛け算(1×2×3)で6次と呼ばれています。

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北海道でオンリーワン!室蘭うずら園の苦悩とスイーツ開発秘話とは!?

室蘭うずら園の社長である三浦忠雄社長によると、うずらはもともとスイーツには向かない卵だそうです。

インタビューのなかで三浦社長は、このように答えています。

質問

「うずらの卵は本来スイーツ向きなんですか?」

三浦社長

「いや全く向かないですね。非常にクセのある卵になっていたが、エサを改良してにおいを一切無くして、それでスイーツに使えるようになったんです」

と苦労を語ります。

エサに乳酸菌などを入れ味に改良を加えたという。

全く向かない・・・そうなんだ。

そう言われると、あのまだら模様の小さな卵からスイーツになるなんて、あまり想像できないかも・・・

そんな三浦社長ですが、もともとはホクレンに勤務していました。

当時は食品衛生管理「HACCP(ハセップ)」を担当していて全国の食品工場を検査していました。

その過程で菌の勉強をする中、鶏のサルモネラ菌汚染は種の移動、すなわち他所から鶏を仕入れるため発生することを学んだそう。

ホクレンを定年後は一切ヒナを購入しておらず、薬も使っていないこの室蘭うずら園を知人と共同購入し、2010年(平成22年)には社長に就任して経営にあたりました。

ですが前述のとおり、ご多分に漏れず経費がかさみ苦しい経営に・・・その流れを変えたのが、「室蘭うずらのプリン」でした。

商品づくりで大事にしているのは、付加価値。

他の原料も使いながら付加価値を高めて提供していきたいと三浦社長は話してます。

北海道でオンリーワン!室蘭うずら園の「室蘭うずらのプリン」

このうずらを使ったプリンが今全国で人気を呼んでいて、現在、売上の約4割がプリンなどのスイーツで占めているといいます。

室蘭うずらのプリン

そんな室蘭うずらのプリンですが、北海道札幌の大通りで9月に開催されている「北海道・差札幌の味」がテーマの”オータムフェスト”で出店しています。

さっぽろオータムフェスト

【さっぽろオータムフェスト】

・開催期間

9月6日(金)~9月29日(日)

・開催時間

10:00~20:30(ラストオーダーは20:00)

いや、北海道なんて遠くて行けない・・・

そんな場合は、こちらの「室蘭うずらのプリン」は北海道物産展でも販売しているので、最寄りの北海道物産展をチェックしてみてください。

いや、近場に北海道物産展なんてやっていない・・・そんな場合は!!!

お取り寄せができちゃいます笑

室蘭うずら園オンラインショップ

ちなみに、amazonからでもお求めいただけますので、チェックしてみてくださいー。

室蘭うずらのプリン

北海道でオンリーワン!うずらの卵を使った濃厚プリンに関するまとめ

北海道で唯一のうずら園で、うずらの卵を使ったプリン、いかがでしたでしょうか。

三浦社長はこのプリンを開発を機に、他のスイーツ開発にも取り組んでいます。

北海道室蘭にある、道の駅「みたら室蘭」では、このノウハウを活かしてうずら卵を使ったソフトクリーム「うずらんソフト(300円)」も販売しています。

味は、濃厚なのにくどさが無く、後味すっきり。

濃厚なのにくどくないところがポイントですね♪

ニワトリだけじゃない、うずらの卵を使ったスイーツ、試してみてはいかがでしょうか。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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